JSUSとは

 我々 ウクライナ学生支援会 JSUS(Japanese Supports for Ukrainian Students)は、志ある日本語学校のグループで、NGOと連携し、日本に避難したウクライナの避難民に対して、日本語教育の無料提供を行います。日本の生活や就労には、生活環境の確保、そして日本語能力や日本社会への適応能力が不可欠です。この能力の育成は我々日本語学校にできることであるため、ウクライナの避難民を少しでも支援したく、このプロジェクトを立ち上げることにいたしました。まず、日本語の話せるメンターを100名程度育成し、後続支援につなげたいと考えています。

具体的な取り組み

 

JSUSは 日本へ避難しようとするウクライナ避難民に、渡航を支援します。そして、日本へ避難後、生活の支援と日本語教育の無料提供を行います。各校で数名から10名程度を受け入れます。当初の目標人数は100名です。当初の100名は、20代から30代の大学生・大卒生を優先します。日本社会になじめ、他の避難民の世話ができる精神的な余裕のある人(メンター)が生まれれば、後続が円滑に定着できるからです。すでに、東京・岐阜・京都・大阪・兵庫・和歌山・島根・熊本など全国の40以上の日本語学校がこの取組に賛同しています。 

JSUSは、生活費や渡航費、学費の一部の補助のため、クラウドファンディングを行います。ウクライナ避難民に対しこの支援金を通して支援を行っていきます。避難民の受入ノウハウについては、日本語学校と連携してシリア難民などの受入を行ってきたNGOパスウェイズ・ジャパンと連携します。ウクライナやロシアの情勢については、この地域の事情に詳しく外国人受入支援を行ってきた一般社団法人WA Internationalと連携します。 

 滞在VISAについては、留学ビザを想定しています。特定活動ビザが利用できる場合はそれも考えます。短期滞在ビザで来日した後、留学ビザなどへ切り替える予定です。日本語学校が直接受入可能なのは、18歳から30歳程度の人になります。家族の帯同者などは、NGOパスウェイズ・ジャパンと役割分担することも考えています。各自治体が行う住居の提供などとは連携していきます。 

JSUSは、 HP を作成しました。今後HPでは、有志校を紹介したり、ウクライナ避難民へ募集条件を告知したりするだけでなく、ウクライナの学生の様子をお知らせして行きます。 

JSUSの活動が、日本社会がウクライナ避難民を温かく迎え入れる一助になればと考えています。 40

日本語学校とは

 我々日本語学校は、諸外国から来日し日本で学ぶ留学生に対して、教育を行っている学校です。日本語学校は留学生への日本語教育だけでなく、日本社会の規範や文化の教育、住居の提供、アルバイトの斡旋、メンタルケアや進路の支援などを行うことで、留学生の日本社会への定着を支援してきました。ウクライナ避難民の日本定着に我々の日頃のノウハウが生きると感じ、支援は我々の役目であると感じています。そこで、学費を免除して受け入れることにしたものです。各校はこの度のコロナ禍により経済的な影響を被っています。しかし、「義を見てせざるは勇なきなり」と考え、このプロジェクトを始めたものです。学費の免除は各校の努力で実現可能です。しかし、住居の確保や渡航費の援助はそれだけでは実現できません。そのため、広く社会からの支援を得るべくクラウドファンディングを並行して行うものです。

受け入れ人数100人達成!!!

組織

【JSUS組織】
代表 清風情報工科学院 校長 平岡憲人
事務局長 WA International 熊田篤嗣

【幹事校】
清風情報工科学院(大阪)【有志校代表】 https://i-seifu.jp/
メロス言語学院(東京) http://www.meros.jp/
カイ日本語スクール(東京)https://www.kaij.jp/
日本語センター(京都) https://nihongo-center.com/
コミュニカ学院(兵庫)http://www.communica-institute.org/
神戸住吉国際日本語学校(兵庫) https://www.s-i-s-kobe.com/
専門学校 湖東カレッジ(熊本)https://www.coto.ac.jp/
和歌山外国語専門学校(和歌山)http://www.wfs.ac.jp/

【協力組織】
NGOパスウェイズ・ジャパン https://pathways-j.org/
一般社団法人WA International https://www.wa-international.net/

最後に

日本は戦争や大災害からの復興を繰り返している国です。
ウクライナの避難民が、日本で元気を取り戻せるよう支援していきます。
一日でも早く、この戦争がウクライナの勝利で終わることを祈っております。